隠岐一宮・由良姫神社 |
隠岐一宮 由良姫神社
かれこれ12年かかったが、小生の全国一宮巡礼・西国は終了した。北海道や岩木山、沖縄と台湾も行った。一宮がおおよそ制定されたときには未だ正式ではなかった東北地方のお宮が一つか二つ残ってはいるが、それはそのうち行くことにする。
さて隠岐には一宮が二つあって、昨日は隠岐の島町にあるミズワカス神社へ、
本日は西ノ島町にある由良姫神社へ、それぞれお参りした。
由良姫命はイカのお姫様だそうだ。お宮の向きが西北西を向いている。タタリ・シズメ関連のお宮だ。漁で殺生した生き物のミタマシズメが表の役目だろう。我らは他の生き物の命をもらって生きている。ビーガンも同じだよ、植物も命だ。
港のそばに黒木神社がある。「黒木御所翠風館」のおじさんとお話して、興味深かった。ここは流罪になった後醍醐天皇の御所だったそうだ。1年の間に計画を練った、となれば南北朝はここで生まれた。
そのおじさんからお聞きして、西ノ島町の船越地区にあるロシア人墓地に墓参した。明治38年の役、後に日露戦争と云われた日本海海戦で亡くなったロシア兵が漂流してきたのを、地元の方がお弔いしたものだ。ピロシキの代わりにカレーパンをお供えした。
もう一つの博物館には、島の出身者がシベリア抑留で亡くなった遺書が展示してあった。
そうしたもの全部が結局は神事(カミゴト)だ。
学生時代の小生は、神社なんて天皇関連の場所だと思い込んでおり、興味がないどころかなるべく避けていた。単なるアホだった。アカに毒されていたのさ。
死にかけていわゆる神秘体験をした後に、インチキガイジンの黒魔術にかけられそうになった。わけのわからないものに対抗するには、こっちもわけがわからない手段を取ればいいのかと、神社神道におそるおそる関わってみた。是非はともかく、知りもせずに反対・ハンタ~イと云っていた天皇制(いや、このセリフ自体がアカだね)について、とにかく勉強しなおしと思った。今では伊勢や熊野は小生の庭である。さらに全国の一宮を回ってみると、本当に日本は美しく、幾層にも折り重なった多様性のお国だと得心した。
天皇は大昔から象徴だよ。しかも、天皇家は外国人の血筋だ。ちなみに、マルクス『資本論』やレーニン・毛沢東などは一通り読破したよ。唯物論は人間性を破壊する思想だよ。
いちお~、今のところの見解さ。
http://www.town.nishinoshima.shimane.jp/koho/25nen/488/documents/4-5.pdf
http://www.buccyake-kojiki.com/archives/1020143370.html